こんばんはボク(@diy_or_die_)です。
先日嫁ちゃんに頼まれた壁製作の段取りとして、家にあった端材や余った材料などに「エイジング加工」を施しました。
これから「エイジング加工で雰囲気バツグンのオシャレな家具作りたい!」というDIY初心者の方の参考になれば幸いです。
ミスった部分も包み隠さず記載するのでけっこう役に立つと思いますw
【DIY】で「エイジング加工」に挑戦!
*本文に入る前にご報告させていただきます*
当ブログにお越しいただきまして誠にありがとうございいます。
この度、執筆活動のフィールドを新ブログに移しましたことをご報告させていただきます。
つきましては、既存コンテンツは残しつつも当ブログ『どこかの片隅 DIY』の更新を一時的にストップし、ゆくゆくは新ブログとの統合、もしくは別のブログへと移設する予定でございます。
今後しばらくは新ブログ『車中泊ライフ』一本で活動して参りますので、お時間ありましたらソチラの方にもお立ち寄りいただければ嬉しく思います。
新ブログはこちら→車中泊ライフ
今後も読者様のお役に立てるような記事コンテンツ作りに精進して参りますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。
それでは、当コンテンツをお楽しみください▼
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ぼくは大工なので作ることは出来ますが、タイトル通り塗装やその他の表面の加工技術については初心者の素人丸出しなので、今回は実験的に、興味のあったアレコレに書籍やネットで調べながら色々挑戦してみようと思います。
で、今回やってみて「ここはこうしたほうがよかったんじゃん?」という改善点については工程ごとに書いていきますので、もしご自身でトライするときは参考にしてみてください。
ではスタート!
【エイジング加工】の工程その1:下地を塗る
まずは下地を塗りましょう。
後にダメージ加工の際にこの時塗った色が表面に出てくるので、なるべく濃い目をチョイスするのが良いです。
予め言っておきますが、ぼくはこの下地の色と塗り方や加工の加減をミスったので、あまり効果的にダメージを表現できませんでしたw
ミスの詳細は追い追いってことでね。
今回下地に使ったのはこの塗料です。
水性ステインの色はオークです。
製品説明を以下に引用します。
浸透性・耐光性に優れ、木目が映える
浸透性に優れ、美しい木目に仕上がる。(特殊顔料使用)
上塗り不要。※そのまま仕上げることができますが、保護の目的で用途に応じたニス(クリア)の上塗りをお勧めします。
ラッカー系、ポリウレタン系ニスの上塗り可。
消防法上の非危険物。
うすめ方:うすめずに塗ってください。
用具の手入れ:塗料が乾かないうちに、水か湯で洗って下さい。
水性アクリル樹脂塗料
建築基準法対応塗料:F☆☆☆☆
建築基準法規制対象外建築材料:建築基準法で定められたホルムアルデヒドの放散量が最も少ない区分で、居室内に無制限に塗装できる。( amazon より引用 )
早速塗っていきましょう。
ボトルが影で隠れちゃってスミマセン。
まずは生のパイン材に塗ってみました。
こう比較すると分かりやすいですね。
このくらい色が着きます。
嫁ちゃんも頑張っております。
夫婦でDIY楽しいです(自慢
塗〜り塗りと。
塗りまくりです。
で、材料10数本塗り終わりました。
日が隠れちゃったからフラッシュつけたら色かわっちゃいました↓
色味としては日当で撮った上のほうの写真が正しいです。
*注意点&今後の課題*
先述の通り、この下地作りに塗る塗料はもっと濃いくらいの色でいいと思います。
ぼくは1回塗っただけで止めましたが、「薄いなぁ」と感じたら、渇いてから数回塗って色を濃くするのもアリだと思います。
それと、ぼくは最初に裏表の両面塗っていましたが、ぼくみたいに壁を作る場合は結局裏側は見えなくなるので表面だけの塗装でいいんじゃないかと。
だいぶ塗り終わってから気づきましたw
【エイジング加工】の工程その2:着色する
先ほど塗った水性ステインの上から重ねて塗ります。
今回使ったのはこの水性ペンキでございます。
↓
使用したカラーは
- アイボリー
- ニースグリーン
- サンドストーン
色の選考基準は「なんとなく」です。
ホームセンターなんかで「これいいね!」って直感で好きな色を選びましょう。
では早速塗ります。
まずは「ニースグリーン」から。
お、予想どおりの色!
これはイイねぇ。
うむ。
この色は材料3本塗りました。
「どうせ後で汚すから」という理由でサササーと1回塗って終了。
イイ感じです。
続きましては「アイボリー」です。
サササーっとね。
「アイボリー」と「サンドストーン」のペイントは嫁ちゃん担当。
ぼく撮影。
次は「サンドストーン」を塗ってもらいます。
こいつもサササーっ。
そして全てのペイントが終了。
とりあえず並べてみます。
うむ。
イイじゃないですか。
右の木目が活きた材料は水性ステインのチークを塗っただけのやつです。
壁を作るときは4色をゴチャ混ぜにして使います。
*注意点&今後の課題*
この工程に関しては特にありません。
ここから先の工程でダメージを加えたり汚したりするので、全部ノリで、お好みのテイストでやっちゃってOKかと。
【エイジング加工】の工程その3:紙ヤスリで傷をつける
紙ヤスリなどで傷をつけます。
結果イイ感じになればいいので、紙ヤスリの荒さはお好みでいいんじゃないでしょうか。
経年の劣化をなるべく自然に表現できるように心がけましょう。
↑
角にダメージを加えるとイイ雰囲気な劣化具合になります。
こういうエッジの利いた部分が1番当たりますからね。
全カラーにダメージを加えました。
↓
ちょっと分かりづらいかな?w
*注意点&今後の課題*
ぼくはこの工程でも失敗してしまいました。
というのも、荒い紙ヤスリ使用時に加減をミスってしまい、下地に塗った水性ステインもろ共削ってしまったところが何箇所もありますw
なので、下地の塗料を濃いめ&厚めにするか、紙ヤスリを細かい番にして少しずつ傷をつけるなど調整したほうがいいですね。
いやぁ、勢いに任せて傷をつけまくっちゃいましたねぇ。
せっかちな性格が災いした結果でした。
【ターナー色彩 ミルクペイントシリーズ】
ここからは「ターナー色彩 ミルクペイントシリーズ」の塗料を使って加工していきます。
【エイジング加工】の工程その4ー1:汚れペイントを施す
まずは【アンティーク メディウム】で汚し加工に挑戦します。
- 塗れる素材: 木部、紙、金属(シーラー使用)、モルタル(シーラー使用)
- 塗れない素材: PP、PE等のプラスチック全般、塩ビクロス等の柔らかい素材(割れが発生する恐れがあります)
- クリーミーな質感で伸びが良く塗りやすい
- 各メディウムも全て水性で安心安全
- アメリカントラッドの色調を忠実に再現
- 森永乳業のミルク原料のミルクカゼインを使用した塗料
- 汚しをつけることで、あっという間に味のある年代物に代わることが出来ます。
- 画面上の色見本は実際の色とは異なって見えますのでご注意下さい
( amazon より引用 )
この製品は汚すことを目的とした塗料です。
先の工程で上塗りした色塗料のさらに上から塗って汚します。
今はこういうDIYに特化した商品があるんですね。
近所のホームセンターでも、最近やたらとDIY特設コーナーが盛り上がってますw
では塗ってみましょう。
まだ要領がわからないので、試しに少し乗っけてウェスでサササっと拭ってみました。
これ少量でもけっこう汚れますね。
比較してみます。
上の木材がまだヤスリのダメージも施してない材料です。
下がダメージ加工+汚れ加工を施した材料。
かなり印象が違ってきますねぇ。
他の色がついた木材も同様に汚してみます。
↓ビフォー↓
↓アフター↓
おお!
いい感じじゃないですか!
全カラーを並べてみましょう。
イイ感じに汚くなりましたねw
*注意点&今後の課題*
この塗料を使うときは、まず材料に少し乗せてウェスで拭って汚れ具合を確認しながらの使用法がいいですね。
汚れ具合が足りないな、と感じたら、その上からまた塗料を上乗せして汚れを濃くしていく、という具合です。
ぼくは最初に乗せた塗料が多すぎて、いきなり濃い汚れになってしまい、何カ所か不自然な風合いになってしまいましたw
少量で汚しつつ加減を見定めて自然な雰囲気を作り出したいですね。
ちなみにですが、筆でベタっと塗るのではなく、筆先で少量を置くような感覚にしてみたら良かったです。
↑
こんな感じです。
よかったら試してみてください。
【エイジング加工】の工程その4ー2:ヒビ割れ加工
次はこの「クラッキング メディウム」を使ってみます。
これは表面の塗料を「ヒビ割れさせる」ための製品です。
- 塗面積 約1.4㎡~2.4㎡(2回塗り)
- 塗れる素材: 木部、紙、金属(シーラー使用)、モルタル(シーラー使用)
- 塗れない素材: PP、PE等のプラスチック全般、塩ビクロス等の柔らかい素材(割れが発生する恐れがあります)
- 年代物の家具のような、塗膜のひび割れを作り出す事が可能です。
- クラッキングメディウムは水性で安心安全な塗料です。
( amazon より引用 )
この工程は嫁ちゃんにやってもらったのですが、気づかないうちに作業がどんどん進んでて極端に写真が少ないですw
ぼくが塗ったニースグリーンの上にアイボリーを上塗りします。
今回は実験的にアッサリと粗めに1回だけ上乗せしました。
さらにその上から名前を塗って時間が経つと . . . . . 。
この様にヒビ割れが出来て経年の劣化を表現できるんですね。
この塗料スゴいな!w
*注意点&今後の課題*
このヒビ割れ塗料は分量の調節と塗るタイミングが激ムズなので、まだまだ練習が必要ですね。
塗る量が少なくても多くても狙った風合いにならなかったし、タイミングを間違えても以下同文って感じでした。
勘をつかむまでもっと経験を積まなきゃです。
【エイジング加工】のまとめ
いやぁ、振り返ってみると今回のDIYは失敗だらけですw
でもこうやって失敗を重ねて経験を積んで上手くなっていくんですよね。
今回初めて「エイジング加工」を施しましたが、メチャクチャ楽しいですね!
こういう技術を1つ体得するたびにDIYの幅が広がるので、皆さんも是非チャレンジしてみてください。
ぼくの失敗が役に立てば幸いですw
ビンテージ塗装、汚しのテクニックの書籍もあるので、そちらも合わせて参考にしてみてはいかがでしょう。
ではまた!
【 ↓ DIYのまとめ記事です ↓ 】
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